お知らせ

ニラ栽培への挑戦が経営の可能性を広げる

2022.07.29JAひだ

ニラ栽培への挑戦が経営の可能性を広げる

高山市松本町の中島清広さんは、パートさんとニラ120アール、トマト50アール、菌床シイタケ35,000ブロックを栽培しています。

■新しい品目への挑戦
私は(株)なかしま農園の代表としてパートさんと共にトマト、菌床シイタケを出荷してきました。近年経費も増え、経営の安定化を図るための新たな品目を増やしたいと考えていました。そんな中、露地栽培したニラが思ったより良く育ったため、これからの可能性を感じてニラ栽培への挑戦を決めました。

■飛騨では珍しいニラ
家庭菜園では一般的なニラですが、飛騨で栽培する農家は珍しく、栽培技術を学ぶには自ら資料を集めて研究する必要がありました。全国でも特に栽培が盛んな高知県では現地視察をしました。JAひだの担当者とも相談を重ね、これまでのトマト栽培のノウハウも生かし、2019年から試験栽培し、2021年から本格的に出荷を始めました。

■ニラの魅力
ニラを商品として出荷する前には、調製作業(長さを整えて包装する作業)の機械を新たに導入することが必要だったため、費用も掛かりましたが、それ以上に魅力がありました。同じ株で何度も収穫ができるニラは4月頃から11月中旬頃まで、長い期間出荷ができます。夏場だと成長が早く、1か月程度で次の収穫ができるので、回転が早く、たくさん出荷ができます。
心配だった初年度も順調に出荷でき、2022年は作付面積やハウス栽培を増やしながら安定した品質で出荷を維持できるよう取り組んでいます。

■初めての仕事がやる気につながる
ニラへの挑戦は、パートさんの反応も良く安心しました。調製する機械の使い方を覚え、みんなでアイデアを出し合いながら仕事をしています。新しい事への挑戦がモチベーションの維持と向上につながっています。

■飛騨でも色々な作物が採れる
飛騨の野菜はトマトやホウレンソウなどが有名ですが、飛騨でも色々な野菜が採れる事を皆さんに知っていただけると励みになります。ニラは、全国的に夏から秋は出荷が少ない品目です。立派に育った飛騨のニラをお店で見かけた際は、ぜひ手に取ってほしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、この記事をシェアしてください。

お知らせ一覧へ