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需要に合わせて新しい品種にもチャレンジしたい

2021.11.30JAひだ

需要に合わせて新しい品種にもチャレンジしたい

高山市清見町の大林茂さんは、JAひだ果実出荷組合協議会の会長を務め、両親とリンゴ90a、ホウレンソウ10a、水稲65aを栽培しています。

■子どものころからリンゴは身近な存在だった
私が飛騨りんごを栽培している「大林果樹園」は、私が生まれた少し後に両親が始めました。小さいころから果樹園の手伝いをしており、私が長男であることから、自然といずれは自分がやるものだと思っていました。
必然的に、高校では果樹コースを専攻しました。卒業後は飛騨市の試験場で一年研修し、その後に家の果樹園で働き始めました。現在は両親と3人で11品種のリンゴを育てています。

■地道で細かい作業が多いリンゴ栽培
リンゴの栽培は、一年がかりの仕事で寒い冬にも作業が必要です。地道で細かい作業も多く、より良いリンゴを作るためにさまざまなことに気を配っています。
例えば、リンゴは雨に弱く、病気にならないよう、雨が降る前の防除作業が欠かせません。そのため、日々天候には気を付けています。中でも、私が一番気を遣うのは収穫作業です。少しの衝撃でもリンゴを傷つけてしまうので、丁寧にひとつひとつ収穫します。
冬には、木の枝を切って整える剪定作業があります。剪定の仕方によって結果が収穫量や品質に表れるので何年やっても難しい作業です。   
 


■お客さんの「おいしい」がやりがい
この仕事のやりがいは何と言っても、お客さんに「おいしい」と喜んでいただけたときです。直売所や道の駅でリンゴを買ったお客さんから、「また買いたい」と電話で注文が入ることもあり、とても嬉しく、ありがたいです。
手間がかかるリンゴ栽培ですが、手間をかけたらかけただけ、良いものができます。人からは「よくやるなあ」と言われることもありますが、待ってくれているお客さんのために手を抜くことはできません。

■両親の存在
両親は80代になりますが、今も現役で働いています。昔から休まず、働き者の二人を尊敬しています。現在、リンゴ栽培の他にホウレンソウと水稲の栽培を両立できているのは両親のおかげです。
そんな両親を見習いながら、今後は少しでも効率の良い栽培方法を考えつつ、お客さんの需要に合った新しい品種にもチャレンジしていきたいです。

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