ダム湖底に沈み、失われたとされた“幻”のトウガラシで作った、人気のJAぎふオリジナル商品「徳山唐辛子みそ」と「超激辛徳山唐辛子みそ」が10月1日、JAぎふの産直施設「おんさい広場鷺山・はぐり・真正」の3店舗と「山県ばすけっと」「糸貫農産物販売所」「KOME米HOUSE」で再び販売が始まりました。それぞれ140グラム入り、480円(税込)です。

「徳山唐辛子みそ」は20年3月、「超激辛徳山唐辛子みそ」は同年12月に、JAぎふの産直施設やネットショップで販売。「徳山唐辛子みそ」は刺激的な辛さとうま味の強いトウガラシを、優しいみその甘みで包み込むことで、ご飯・お酒のお供として爆発的に売れ続け、今年5月に店頭から姿を消していました。

リピーターから「早く販売してほしい」「いつから販売される」などの声が多く上がったことで「徳山唐辛子」の収穫が始まった8月、原料となる生トウガラシを例年より早く使い、2020年度よりオリジナルみそをそれぞれ1,000個増量。「徳山唐辛子みそ」4,000個、「超激辛徳山唐辛子みそ」2,000個を販売します。

「徳山唐辛子」は、揖斐川町の徳山ダム建設に伴い湖底に沈んだ旧徳山村で栽培され、途絶えたとされていましたが、本巣市根尾地域で家庭用として栽培が細々と続いていました。通常のトウガラシの1.6倍辛く、うま味の多い「徳山唐辛子」を使い、JAぎふでは新たな町おこしとして、加工品開発に力を入れています。

JAぎふ販売推進課の稲垣真一次長は「刺激的な辛さと旨みを持つ“徳山唐辛子”をさまざまな販売方法に挑戦し、普及・拡大に努めていく」と話しました。

JAタウン「 JAぎふ 清流ぎふの恵み」でも徳山唐辛子みそをお買い求めできます▼
https://www.ja-town.com/shop/g/g4203-9003/