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もっと美味しいメロンを目指して

2021.08.13JAひだ

もっと美味しいメロンを目指して

高山市国府町の坂垣内賢哉さんは、小さいころから家族の働く姿を見て育ち、自分もこうなりたいと感じ農業を志しました。
関東の短大で農業を学び、現在は家族が経営する坂垣内農園で働いています。農園では飛騨メロンの他に水稲やホウレンソウ、野菜苗など幅広い品目を栽培しています。

■家族と働くことと農業の良さ
実際に働き始めて感じた家族で働く良さは、何でも気兼ねなく聞けて、同じ目標を共有できることです。そして、年を重ねても家族と過ごす時間を多く持てることは幸せだと思いました。
シーズン中は毎日が仕事で休みがなく大変ですが、冬季には自分の時間があり趣味に打ち込むことができます。また、自分で作った新鮮で美味しい野菜を食べられることも魅力です。

■飛騨メロンを始めたきっかけ
短大卒業後、学生時代の友人と自分が作った農作物を送り合おうと話をしていた時に、「何よりも飛騨で採れたメロンが届いたら嬉しいよな」と思ったのがきっかけです。そこで、飛騨メロン研究会に入会し、2015年に飛騨メロンの栽培をスタートしました。
はじめのうちは病気になったとき、解決方法が分からないなど、良いメロンができませんでしたが、先輩にアドバイスをもらい、次第に納得できるものができるようになりました。
毎年飛騨メロンを送っている友人からは、「美味しかった」と返事が来るので、その言葉を励みに頑張っています。



■メロンの管理と収穫の喜び
飛騨メロンは、4月に播種、6月に交配し、一株に実を一つだけ残します。実が膨らんでネット(表面の網目)が出てくる7月上旬に袋をかぶせ、収穫まで1か月ほど待ちます。 
メロンは寒いと育ちが悪いため、ハウスの温度を20 ℃前後に保ち、暑い時は換気もします。毎日病気や害虫がないか観察し、メロンにとっていい状態を保つために温度や水の管理などに気を遣っています。特に交配してからネットが出るまでの管理が難しく、綺麗なメロンができた時は嬉しいです。
収穫は熟したら一斉に行い、仕分けや個別の包装もするため、その日は一日がかりになります。それでもたくさんの飛騨メロンが並ぶのを見ると達成感があります。

坂垣内さんは、これからはメロンの品質をさらに上げて、栽培面積を拡大するこをを目標としています。贈答用に贈られることの多い飛騨メロンですが、是非地元の皆さんにも飛騨メロンの美味しさを知っていただき、たくさん食べていただきたいと話します。

 

 

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