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地元食材で離乳食、食品ロス削減にも貢献

2021.05.19JAめぐみの

地元食材で離乳食、食品ロス削減にも貢献

関市の農業生産法人PLUS㈱は5月19日から、JAめぐみのが原材料の供給に協力した、新商品「グルテンフリーベビーライスヌードル」を発売します。 同社が栽培する岐阜県産「ハツシモ」を使った米粉に、出荷調整の際に廃棄されていたホウレンソウの下葉を練り込んだ長さ約1センチ程度の離乳食用のショートパスタです。

同社は6次化産業として、岐阜県を代表する米「ハツシモ」の栽培から加工・製品化、流通・販売までを一貫して行い、アレルギー特定原材料28品目不使用グルテンフリーライスパスタをはじめ、米粉加工食品を製造、販売しています。

同社が自社製造するライスパスタにホウレンソウを練りこんだ新商品を検討するにあたり、地元産のホウレンソウが大量に調達できないかJAめぐみのに依頼したことがきっかけ。JAは県中濃農林事務所の紹介で、関市内で大規模にホウレンソウを生産する、まことファームに相談。味や品質に問題はないが、出荷調整の際に廃棄している下葉が1日で約100㎏あることに着目した。

持続可能な開発目標(SDGs)の実践に取り組むJAめぐみのは、食品ロス削減や農業所得の向上に貢献できると考え、未利用資源を活用した商品開発として協力しました。

JAめぐみの中濃営農経済センターの武藤一豊センター長は「地元生産者同士の架け橋になれて嬉しく思う。今後も農業所得増大に繋がる取り組みをしていきたい」と話しています。

新商品は、生後7カ月頃からの離乳食として販売されます。ホウレンソウの他、プレーンとトマトがあり、価格は1袋(80グラム)345円。19日からJAめぐみのファーマーズマーケト「とれったひろば」で先行販売。順次、オンラインショップや全国のスーパー、赤ちゃん用品店でも販売します。

同社の三輪忠士社長は「アレルギーで困っている方でも安全安心に食べてもらえる食品づくりを心掛けており、小さいお子さんを持つご家庭の食に対する不安要素を減らしたい思いで離乳食の開発に取り組んだ。栄養のことも考えて、鉄分が豊富なホウレンソウにこだわった」と商品に込めた思いを語りました。

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