全国でも有数の鉢物生産地である岐阜市で5月9日の『母の日』に合わせた、カーネーション生産が順調にすすんでいます。例年『母の日』前の5月上旬が需要のピークとなるため、4月下旬からゴールデンウィークが出荷の最盛となります。消費者は店頭に並ぶきれいなカーネーションで、母に感謝の気持ちを伝える機会を待ちわびています。

岐阜市の福井園芸では、2021年度約2万5000鉢を全国の市場に向け出荷します。この時期は注文を受けたカーネーションのラベル貼りや袋を被せる作業に追われています。4月の気温上昇により、開花が例年より10日間ぐらい早かったため、ハウスの温度管理などを厳密にし、開花時期が母の日からずれないように管理を行っています。

同園芸ではサイズのバリエーションを増やし、一人一人の嗜好に合わせて販売できるよう定番で人気の赤のほか、さまざまな色や大きさのカーネーションの鉢花が出荷されます。

同園芸の福井崇年さんは「母の日にきれいなカーネーションを送り、日頃の感謝を伝えてほしい」と笑顔で話しました。