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養老町でトマトの新品種「かれん」が省力化に貢献

2021.04.28JAにしみの

養老町でトマトの新品種「かれん」が省力化に貢献

養老町の農家らで構成しているJAにしみの池辺園芸トマト組合では、今作から本格導入した新品種「かれん」が作業の省力化につながると好評です。「かれん」は、節間が詰まる特徴があるため、樹の高さを調節するつる下ろしなど誘引作業の回数を削減できます。熟しても果実が硬く、食味も良いことから、前作から取り組みを始めたイオンリテーリング株式会社との契約販売でも評価が高く、今作では「かれん」の栽培面積が組合全体の6割まで増えました。

同組合は、10人が約2.5㌶のハウスで10月から翌年7月上旬に冬春トマトを栽培しています。「養老育ち」のブランド名で、岐阜や名古屋の市場に10万ケース(1ケース4キロ)を出荷しています。

「かれん」は、前作で2人の農家が試作栽培に取り組み、今作から部会として本格導入しました。

同組合の熊田芳樹組合長は、従来の品種では6段でつる下ろし作業を行っていたが、「かれん」は節間がつまっているため、8段まで育ててからつるおろし作業を行っています。つるおろし作業の回数が削減されたことで作業の省力化につながっているほか、品質面でも主力のM~2Lの数量が多くなるなどの効果がありました。

赤く熟してから収穫しても、果肉が硬く日持ち性が高いことから、赤玉出荷を希望するイオンリテーリング株式会社と2020年から契約販売も始めました。

熊田組合長は「作業が省力化できたことで、他の作業に時間を使うことができ管理がしやすくなった。「かれん」は、果実が硬く、ほどよい食感と適度な酸味があるトマト。多くの人に食べてもらいたい」と話しています。

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