岐阜県立岐阜農林高等学校動物科学科とマル糸柿振興会企画部は、本巣市特産の柿「富有」を使用した、「柿アイス」を3月に開発しました。淡いオレンジ色に、柿風味がほのかに香ります。同部が本巣市特産の「富有柿」を収穫時期以外にも多くの人に知ってもらいたいという思いと、同校が作るアイスのバリエーションを増やしたい思いがマッチし、2020年9月から開発に乗り出しました。

「柿アイス」には「富有柿」の果肉40％を使用。口の中で「富有柿」を感じてもらえるように仕上がっています。「富有柿」は果物の中でもトップクラスの糖度があるため、砂糖を使用せず、トレハロースを使用することで甘味を抑え、なめらかさと柿本来の味を楽しめます。原料の「富有柿」は、同部が「柿ペースト」30kgを同校に提供しました。

アイスを開発した同科2年生の清水柚衣さんと川崎真優さんは「岐阜農林高等学校の牛乳と特産の『富有柿』を使った美味しいアイスです。多くの方に食べてもらいたい」と笑顔で話しました。同部の高橋幸輝部会長は『柿アイス』が開発されたことで、年間を通じた『富有柿』のPRができる。さまざまなイベントでアイスを紹介していきたい」と話しました。

「柿アイス」は130mlのカップに入り、JAぎふの産直施設の「糸貫農産物販売所」と「おんさい広場」3店舗で3月下旬頃に販売予定。同校の販売所でも販売される予定です。