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知識、技術も毎日の積み重ね

2020.08.18JAひがしみの

知識、技術も毎日の積み重ね

昭和5年生まれの野尻孝三さんは、現在90歳。岐阜県の農業改良普及員を42年間勤めあげ、トマトやメロンなど岐阜県内の各産地を創成期から関わり築いてきたメンバーの一人で、仕事に情熱を注いできました。87歳で「今までの積み重ねの力試しに」と日本園芸協会認定の美味安全野菜栽培士の資格を取得。農業関係の雑誌も5冊を定期購読し勉強に余念がありません。毎日、平均1万5~6千歩は歩き、体重も若い頃と変わっていないといいます。

■直売所への出荷に向けた準備
平成2年に退職する1年前から、直売所への出荷に向けた野菜栽培の準備を始めました。農機の維持に費用が膨らむ稲作はスッパリ「米は買って食べる」と決め、自宅の13アールの農地は全て畑にしました。私が使うのは、小型の耕運・畝立て機の2台だけです。近くのふれあい牧場から堆肥を買い入れ、年間で2トン車に5~6杯を投入。有機質たっぷりの土で毎年35品目前後の野菜を育て、毎日のようにJAひがしみの中津川グリーンセンターに出荷しています。

■出荷する農産物のこだわり
季節になるとどの農家からも出荷が重なる品目は出来るだけ避け、消費者に喜んでもらえる商品を考え、工夫を続けて出荷しています。今の季節は、小茄子300本やビーニルハウスを使って栽培時期をずらしたミニキュウリなどを栽培しています。早生や晩生の特性をうまく利用して、消費者に喜ばれる直売活動に活かしてきました。
いいものを出して名前を覚えてもらう。そのために、できたものの選別は厳格に行います。消費者がもうかったな(いい買い物をした)と思えば、自然に自分に還元されます。

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