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機械化による合理化に挑戦~中山間地域の農業を未来に残したい~

2020.06.11JAいび川

機械化による合理化に挑戦~中山間地域の農業を未来に残したい~

揖斐川町で水稲を栽培する近岡春幸さん。地元のブランド米「坂内龍神米」を栽培する龍神会にも所属しており、日々、高品質な米づくりを目標に努力しています。

■就農のきっかけ
以前、ゴルフ場のグリーンキーパーを務めていた時に得た経験や農薬などの知識を農業に活用できると考え、両親から事業継承する形で農ライフをスタートしました。就農当初は、30㌃ほどしかなかったほ場も徐々に規模を拡大し、キャリア25年を迎えた今では、水稲7㌶、そば5㌶を栽培するまでになりました。

■スマート農業の活用
スマート農業に魅力を感じており、機械化による作業の合理化に挑戦し、人件費の削減や低コスト栽培に取り組んでいます。試みの一つとしてほ場を見て回る時間を少しでも減らすためドローンの活用を始めました。
また、ラジコン操作できるボート型の除草剤散布機を手作りし、2020年から作業に使用しています。この規模の面積を1人で栽培しているので体への負担もかかりますし、機械の恩恵はとても大きいです。これまで除草剤の散布は直接ほ場に入って手作業で行っていましたが、散布機を使うことで20㌃当たりの作業時間が5分で終わるようになりました。



■農業の魅力

中山間地域ならではの良質な土と上流のきれいな水はお米づくりにおいて大きな強みです。その環境の中で前の年よりもおいしい米ができるよう試行錯誤するのが面白く、やりがいにもなっています。また、苗作りから出荷までを自分で行っており、思い描く農業を自分の裁量で行えるのがとても楽しいです。

■今後の抱負
高齢化の波を受け、年々減少している中山間地域の人口や農業の衰退をどうにかしたいと考えています。農業を始めるための下地は揃っているので、豊かな自然の中でのびのび農業したい方にはぴったりだと思います。地元の農業を未来に残すためにもスマート農業という新たな農業への挑戦、後継者の確保や育成に力を入れていきたいです。

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