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地域伝統の「徳田ねぎ」を守り、後世に伝承

2019.04.10JAぎふ

地域伝統の「徳田ねぎ」を守り、後世に伝承

岐南町の葛谷和彦さんは、「徳田ねぎ」の生産農家に生まれ、幼い頃から農業に触れながら過ごしてきました。役場で定年まで勤めた後、62歳で本格的に家業として農業を引き継ぎました。岐南町で栽培される「徳田ねぎ」は平成14年、県が「飛騨・美濃伝統野菜」に認定しました。葛谷さんは、代々受け継がれてきた種を守るために、自家採取しています。こうして受け継がれてきた品質を守るとともに、岐南町自慢の『徳田ねぎ』を守ろうと思ったのがきっかけです。
現在は、奥さんの小夜子さんと栽培しています。
ネギ栽培は長丁場の作業になります。10月に播種、翌年4月に植え替え、7月下旬から8月中旬に本定植し、9月から10月にかけて土寄せ作業を3回ほど行い、11月ごろから収穫します。収穫できるようになるまでに1年以上かかります。

「徳田ねぎ」は白根部分が長く、葉の部分が柔らかいという双方の良さを兼ね備えたネギです。白根をいかに長くするかで見栄えが良くなるため、最後の仕上げとなる土寄せ作業には気を遣い、丁寧な作業を心掛けています。そのため、葉から根までくせが少なくて柔らかく、どの部分もおいしく食べることができます。

「後継者不足でネギ生産者もだんだん減ってきていますが、長年守り続けてきた伝統の『徳田ねぎ』を守るために、後継者の育成・定年帰農をあっせんし、生産者増に貢献していきたいと思っています。」と、葛谷さんは話します。

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