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「循環農業」で飛騨の農業を盛り上げたい

2020.01.30JAひだ

「循環農業」で飛騨の農業を盛り上げたい

高山市で株式会社拳(こぶし)の代表を務める伊藤善明さん。
家族や従業員とともに、繁殖牛約70頭、子牛約40頭を飼育し、水稲3ha、飼料作物2ha、赤カブ30aを栽培しています。

畜産関係の仕事と家業である和牛の繁殖を兼業していた伊藤さんは、40歳のときに農業一本に絞りました。「子牛をセリに出すまでの数年は収入がなく苦労もしたが、いいライバルがいたから乗り切ることができた。あそこの牛よりいい牛を出したいという思いがモチベーションになった」と振り返ります。

伊藤さんのこだわりは『循環農業』。
「母牛には、お米を生産する際に採れたワラやヌカを餌に、もみ殻を敷物に使い、牛から出た堆肥は半年間熟成させ、田んぼに返している。そこで採れた資源を循環させることで、良い牛と美味しいお米が生産できると思っている」と話します。



伊藤さんは2016年に株式会社を設立し、社名を『拳』と名付けました。「従業員が安心して仕事をできる環境にすることが会社設立の最大の目的。長崎全共の決起大会の際に代表として『ガンバロー三唱』の音頭を取らせていただいた。みんなで拳を掲げた景色は今でも鮮明に記憶しており、これからもがんばっていくという思いから、社名を『拳』にすることに決めた」と教えてくれました。


「私の夢は、『循環農業』を地域で取り組んでいくこと。地域の農家で足りないものを補いながら助け合っていく環境ができたら、まだまだ飛騨の農業が盛り上がっていく。畜産と水稲をやっている私が地域の農家とのつなげる役になりたい」と意気込みます。

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