お知らせ

努力の積み重ねが質の高い飛騨ほうれんそうにつながる

2022.06.20JAひだ

努力の積み重ねが質の高い飛騨ほうれんそうにつながる

飛騨市丹生川町の都竹浩司さんは飛騨蔬菜出荷組合ほうれんそう部会副部会長、丹生川ほうれんそう部会長を務め、母親とパートさん4人でホウレンソウを70アール栽培しています。

■転職してホウレンソウ農家に
私は地元の会社で事務職をしていましたが、2013年に退職を決意しその年の夏から、祖父母が営んでいたホウレンソウ栽培を引き継ぎました。
私がハウスの管理と収穫を担当し、母とパートさんで選別・調整作業(出荷規格に整える)をしています。朝夕の涼しいうちに収穫した「飛騨ほうれんそう」は予冷庫に保管し、調整作業をしてJAひだの丹生川野菜集荷場へ出荷しています。

■就農して感じた難しさ
ホウレンソウ農家になり、基本的な技術が「モノ」になるのには5年程かかりました。作業は経験していましたが、就農してみるとハウス内に生育のムラがでたり、品質が安定しなかったりして栽培の難しさを実感しました。早く技術を身に付けたいと思い、試行錯誤を繰り返し、部会の先輩方から基本的なことをたくさん教わりました。まだまだ教わることはたくさんありますが、部会の役職を任された現在は、周りから信頼される農家を目指し、日々ホウレンソウと向き合っています。

■こまめな管理が大切
今年は雪解けが遅く、初出荷は4月上旬になりました。涼しい環境を好むホウレンソウは、5,6月頃が最も忙しく、11月頃まで出荷を行います。種まきから収穫までの期間は約1か月ですが、季節によって育ち易さが変わるので、収穫のタイミングを考えて種をまきます。
量と品質を安定させるには、こまめな管理が欠かせません。特に夏場は管理が難しく生育状況を把握し、温度や水の管理などで生育環境を整えています。



■部会の品質管理
丹生川地区では、圃場審査会や出荷物審査会などがあり、点数や順位をつけて品質を競ったり、車で近くを通れば様子を見て会員同士で声を掛け合い日頃からお互いの技術を高め合っています。部会で団結しているため緊張感はありますが、仲間がいる安心感が支えとなっています。

■努力は自分の励みになる
ホウレンソウ栽培は手間をかけ努力した分、成果として返ってきます。質や量で手に取ってわかるのでやりがいがあります。これからも部会の仲間と共に、消費者が食べたいと思う立派なホウレンソウを出荷していきたいです。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、この記事をシェアしてください。

お知らせ一覧へ