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最高の観光農園で貴重な「体験」を届けたい

2022.05.03JAひだ

最高の観光農園で貴重な「体験」を届けたい

飛騨市古川町でトマト70a、菌床シイタケ3,000ブロックを栽培する池田俊也さん。2020年からミニトマトの観光農園を、2021年からイチゴの観光農園を経営しています。

▼「体験」を提供する喜び
 私は大学で森林生態を学び、岐阜市の造園会社での6年間の勤務を経て、2013年に自然豊かな古川町黒内で農業をしようと帰ってきました。地元農家で2年に亘って農業を学んだ後、トマトと菌床シイタケの栽培を始めました。2020年からは観光農園としてミニトマト狩りを、2021年の12月からはイチゴ狩りを行っています。
 観光農園を始めたのは、作物を作るだけでなく、「体験」を提供したいという思いがあったからです。私には2人の子どもがいますが、情報が簡単に手に入る今の時代では「体験」が貴重になっていると感じ、その機会が大切だと考えるようになりました。ミニトマト狩りを始めてみると、「楽しかった」「おいしかった」と訪れた子どもたちが想像以上に喜んでくれて、手応えを感じました。

▼イチゴ作ってよ
 イチゴ狩りは、「イチゴ作ってよ」という息子の言葉がきっかけでした。子どもたちに採れたてのイチゴを腹いっぱい食べさせたら喜んでくれるだろうなと考えるとともに、同じように考えている親御さんも喜んでくれるのではないかと思うと、挑戦せずにはいられませんでした。
 しかし、飛騨地域は全国でも有数の寒冷地で、春が旬のイチゴは、暖房を使った温度管理や積雪対策が必須です。そのような環境下で自身の構想を実現しようと思った時、既に飛騨でイチゴを栽培している先輩農家の実績があり、心強く感じました。また、トマトと菌床シイタケの経験も支えになりました。


▼最高の観光農園に
 私の中で、ある程度構想が固まった段階で、ニーズ調査もかねて「飛騨古川にイチゴ狩り園があったら良いと思いませんか」とクラウドファンディングで呼びかけました。すると予想を上回る138人の方からの支援が集まり、その方たちの後押しを受けてイチゴ狩り園を完成させることができました。
 いま目指しているのは、美味しいイチゴを味わいながら家族や友人とくつろげるカフェのような観光農園です。コロナ禍で遠くへ行けない地元の方たちの思い出づくりに一役買えたらと思っています。 支援してくださった方たちと、新たに期待を寄せてくれる皆さんのために、最高の観光農園を目指します。

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