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先輩から受け継いだ地域を守り次世代につなぎたい

2022.04.20JAひがしみの

先輩から受け継いだ地域を守り次世代につなぎたい

2021年までに圃場整備が完了し、センチピードグラス(維持管理の容易な草種の一つ)の全面吹付を行った恵那市明智町小泉地区の田園風景。その田んぼを前に「きれいでしょ」と誇らしげな4人の男性は、2012年に設立した農事組合法人小泉のメンバーです。
 
同法人が生産したお米は、2021年12月、JAひがしみのが実施する第5回ひがしみの地域おいしいお米コンテストで応募総数271点の中から優秀賞に選ばれました。メンバーは「圃場整備後は土目が変わり、米作りに影響した。ウンカや倒伏、2021年はイモチ病が多発して、苦労して作った米だった」と喜びをかみしめている様子。

「年金をもらいはじめたら法人の仕事に出ることになっているよ」と説明するのは、法人代表の成瀬治一さん(写真左から2人目)。法人には小泉地区の全21戸が加入し約10ヘクタールの農地を集積。現在、耕作放棄地はありません。
 
メンバーは、「地域で手を携えて営農していくことが、災害対策や環境を守ることに繫がっていくと思う。前組合長の故・伊藤輝夫さんたち先輩が尽力し、今ある形の礎を築いてくれた。これを次世代に繋げていく責任がある」と話し、農業を通した住みよい地域づくりを見通しています。



~水を分け合い特別栽培米の生産に励む~
恵那市明智町小泉地区では諏訪ヶ峯(鶴岡山)などからくる3本の山水を頼りに、水を分け合いながら米作りをしてきた歴史があります。1970年ごろの早い時期から農機を共同で使用し、集落全体で米作りを組織化。慣行栽培よりも農薬と化学肥料(窒素成分)を5割削減することが条件の特別栽培米の生産に地区全体で励んできました。「夏の”田の草取り”が草刈りに並んで大変」とメンバーは話します。

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