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ケイ酸肥質肥料でハツシモの食味向上

2022.03.24JAにしみの

ケイ酸肥質肥料でハツシモの食味向上

JAにしみのは高品質な米づくりを目指し土づくりに力を入れています。今年度は水稲に必要とされるケイ酸質肥料が過去最高の管内水田面積の35%(2531ヘクタール)分に相当する注文を取りまとめました。JAが主催する旨(うま)い米コンクールでも、ブランド米「ハツシモ」の食味値が過去最高の結果となるなど、地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)を中心としたJAの提案活動の取り組みが生産者の意識向上につながり結果として出てきています。

JAにしみのは、良食味米の生産技術を確立しようと、土づくり資材の特集を肥料農薬の予約注文書に設け、TACを中心に生産者に土づくりの重要性を説明してきました。規格も従来からある20kgに加え、200kg、400kgの大型規格も採用。今年度は、全国的に資材が高騰する中、値上がり前の早期予約注文も実施しました。

生産者の意識向上を図るために「旨い米コンクール」を毎年開催。優績者を表彰することで、栽培意欲の向上を図っています。その結果、コンクールを始めた2016年に比べ、同JA管内のケイ酸質肥料の利用面積は2倍以上に増加。2021年産の「ハツシモ」の食味値の平均は、コンクール開始以来過去最高を記録し、数字としても成果が出てきています。

垂井町表佐の農事組合法人表佐アグリは、水稲栽培面積63ヘクタールすべてでケイ酸質肥料を使用しています。同法人の多和田結代表理事は「土作りの重要性は理解しているつもり、今後も必要な資材を入れて土づくりをしていきたい」と意気込んでいます。

JAにしみの経済事業部経済課の伊東広紀課長は「生産者の意識向上が、土づくり資材の注文数にも出てきている。早期予約注文など生産者のメリットになる取り組みを今後も実施し、農家所得の向上につなげていきたい」と話しています。

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