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複合栽培で経営安定へ 農業の奥深さを感じながら日々邁進

2022.03.14JAいび川

複合栽培で経営安定へ 農業の奥深さを感じながら日々邁進

池田町片山地区で米・麦・大豆を約8ヘクタール、露地野菜を約50アール栽培している野網豪さん。米を中心に、年間を通して様々な品目を栽培し、経営の安定化やリスク分散に取り組んでいます。

20代の頃から家族の農業を手伝っていたという野網さんは2019年に父親の経営を引き継ぐ形で就農しました。「就農のきっかけは海外旅行に行って、自然と触れ合うことが好きになったことかもしれません。日本でもそんな仕事に就ければいいなという思いは胸の内にありましたし、ちょうどその頃、父や兄が農業を始めていたので、渡りに船と思い、仕事の合間に作業を手伝う生活をしばらく送っていました。手伝いをするうちにいずれ自分も農家になるのかなという意識はありました」と当時を振り返ります。

野網さんは、もともと父親が栽培していた米・麦・大豆に加え、2021年から冬期の露地野菜栽培を取り入れ、安定した収益の確保を試みました。需要の高いキャベツやブロッコリー、カリフラワーなどを栽培し、JAいび川の直売所や学校給食用の食材として出荷しています。



「挑戦1年目なので不安もありましたが、無事出荷に繋げることができて良かったです。手間暇かけた分が結果となって表れてくれると喜びもひとしおですね」と野菜の出来に満足気な野網さんでしたが、まだまだこれからだと自身へ発破もかけていました。「農産物の栽培経験は年に1回しか積めません。米もキャベツも30年やって30回しか収穫できません。また、気候の影響によってその年の出来が左右されることも多いため、毎日が勉強で農業の奥深さを感じています。困ったときはJAや青年部の仲間たちからアドバイスをもらえるので助かっています」と話します。

「昨年、定植機を導入して作業効率が改善されたので、今後も積極的に機械化を図り、高品質な農産物を昨年以上に出荷できるよう農業に邁進したいです」と目標を掲げる野網さんでした。

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