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牛が「ここで良かった」と思ってくれるように育てたい

2022.02.16JAひがしみの

牛が「ここで良かった」と思ってくれるように育てたい

中津川市付知町の横山一夫さんは、祖父の代からの和牛肥育農家で、8年前に(株)横山畜産を父親から引き継ぎました。「環境を整え、穏やかに接し、牛が『ここで良かった』と思ってくれるように育てたい」と話す横山さん。経営3年目と5年目に牛舎を一棟ずつ増やして、現在は86頭の和牛を肥育しています。

「祖父の姿を見て、牛飼いをやりたいと思った」と横山さん。子どもの頃から、牛舎で遊んだり、父について敷料のオガ粉をトラックで引き取りに行ったりするうちに、自然と和牛肥育を仕事にしようと思うようになりました。中学卒業後は両親のアドバイスもあり、経営を学ぶために中津商業高校に進学。卒業後は岐阜県農業大学校で畜産について学びました。その後、下呂市萩原の繁殖・肥育の一貫経営の農家で3年間修業し、23歳の時に就農しました。

現在は東美濃肉牛共進会でグランドチャンピオンを5連覇するなど安定した評価を得ている(株)横山畜産。しかし、受け継いだ当初は「祖父のようには賞が取れなくて、飼い方が牛に合っていないのではないか」と悩みもありました。当時、横山さんの地域では牛のケガ防止のための角切りをする農家はあまりいませんでしたが、修業時代に習得した角切りを行い、農家を回るようになりました。その時に先輩農家と肥育方法について話していく中に多くの学びがあったといいます。餌や飼育方法の工夫を重ね、現在のように評価される牛を育てることができるようになりました。横山さんは牛舎を丁寧に見回り、牛の体調のチェック、飼槽の清掃、敷料替えをこまめに行い、日々励んでいます。
 
横山さんが一番好きな飛騨牛の食べ方は焼きしゃぶ。「昔から家族の定番で、ネギ、しゃぶしゃぶ用の肉の順で焼き、すき焼き用のの割下をかけ卵に絡めます。最近やってみたのはハンバーグ。焼き肉用の肉をブロック状に切ってミンチと混ぜてハンバーグを作ります。食感が面白く肉汁が出て美味しい」と横山さんは話します。

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 Aコープ福岡(ラピア)TEL.0573-72-2551

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