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ベビーパーシモン 過去最高の出来

2021.09.13JAぎふ

ベビーパーシモン 過去最高の出来

岐阜県内屈指の柿産地として知られる本巣市で、マル糸柿振興会に所属する加藤柿園は10日、本巣市にある圃場(ほじょう)10アールで一口サイズの可愛らしい柿「ベビーパーシモン」の収穫・出荷が最盛期を迎えました。2021年度は、前年度の約3.4倍の収穫量を見込んでいます。2013年度から出荷が始まったなかで、収穫量・品質・食味・甘味すべてにおいて、歴代で一番の柿に仕上がっているといいます。

20年度は1.2トンの収穫を見込んでいましたが、異常気象の影響などにより、多くの果実が生理落下したことで見込みより少ない450キロ(62.5%減)となり、農家経営に大きな爪痕を残しました。21年度は大きな被害もなく、樹が大きく成長したことで1本あたり約2,000個の果実が付くものもありました。

ベビーパーシモンは、果実の大きさが500円玉程度の一般的な柿の8分の1程の大きさで、渋柿を脱渋する技術が難しいため、県内7戸の農家でしか栽培されていません。全国であまり流通していない珍しい柿です。種もなく皮をむかなくてもそのまま食べることができ、糖度も高いもので20度ぐらいあり、季節を演出する食材として料亭や和菓子店での需要が高まっています。同園の加藤一美代表は「特産の“富有柿”に次ぐ柿をめざし、新たな特産化として視野に入れる」と話しました。

 

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