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おいしい米づくりに注力~地域から愛される農家目指す~

2019.06.20JAにしみの

おいしい米づくりに注力~地域から愛される農家目指す~

神戸町で個人の担い手として活躍する若松正憲さん。種まきから育苗、田植え、刈取り、乾燥、籾摺りまでを一貫して行う米農家で、地域の作業受託も行っています。コメ4品種(ハツシモ、コシヒカリ、ほしじるし、もち米)のほか、小麦、大豆、春ダイコンも栽培しています。
専業農家の長男として生まれた正憲さん。小さい頃から農業が身近な存在で、いずれは農家になりたいと考えていましたが、ものづくりの仕事にも魅力を感じていたため、大学卒業後は、自動車や航空機などの部品を製造する会社に就職。その後27歳で就農しました。前職の経験は今に活かされており、機械や施設の整備、修理はほとんど自分でこなしています。
就農後、仕事の手本となったのは父の正樹さん。米作りのノウハウから地域とのつながりの大切さまで多くのことを学びました。「今こうして農業ができているのも父をはじめとする家族が地域との絆を大切にしてきたからこそ。農地を預けてもらっている以上、自分も強い責任感を持って仕事をしたい」と話します。
おいしい米を作るために心がけていることは土づくり。就農当初からいくつかのモデル圃場を作り、土壌改良材の施用量を変えながら食味の検証を繰り返し、地力を高めることで米のおいしさを追求してきました。その努力が実を結び、JAにしみのが主催する米のコンクールで、2016年にコシヒカリで優良賞、2018年はハツシモで優秀賞に輝きました。

新しい技術の導入にも積極的で、すでに省力化につながる密苗やICT(情報通信技術)の活用に取り組んでいます。5月中旬には、タブレット端末を運転席に取り付け、GPS付田植え機で田植えを行いました。「多くのほ場を管理する上で、ほ場1枚1枚の情報を今まで以上に細かく管理できる」と新たな技術に期待しています。GAP(農業生産工程管理)の認証取得も視野に入れており、2019年度中の県GAPの取得を目指しています。
「地域に寄り添い地域に愛される農家でいたいし、おいしいお米を作り続けたい。そのためには、新しいことにも積極的にチャレンジし、レベルアップしていきたい」とさらなるステップアップに意欲を見せています。

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