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家族経営協定を結び、働きやすい環境で作る良い農産物を届けたい

2021.07.13JAぎふ

家族経営協定を結び、働きやすい環境で作る良い農産物を届けたい

岐阜市の市川泉司さん、長男の一成さんは、「おいしいエダマメを作って、それをたくさんの消費者に食べてもらい、喜んでもらいたい」そんな思いでエダマメ栽培に取り組んでいます。

■市川家の農業(泉司さん)
 市川家は父の代から専業農家として、さまざまな作物を栽培してきました。現在は私と妻(八重子さん)、長男(一成さん)の3人で、春から秋にかけてエダマメ、冬にはホウレンソウやダイコンと、1年を通して農業経営をしています。 

■就農のきっかけ(一成さん)
 私は高校を卒業してから一般企業に勤め、その後、自動車関係の会社に就職しました。しかし、作物に触れながら体を動かして健康的に仕事ができること、そして家族との時間を大切にできることに魅力を感じ、就農を決意。10年近く勤めた会社を退職し、父(泉司さん)の元に就農しました。作物を相手にする農業は、簡単な仕事ではないと分かってはいましたが、農業に取り組む父の背中を見るうち、さまざまなやりがいに気づくことができました。自然に囲まれた中で汗を流して農作業をする楽しさ、終わった後に食べるエダマメが最高においしいことなど、17年経った今でも毎日が新鮮です。
 
■家族経営協定
 父の元で就農し、父と母、妻と私の2世代で農業経営を行っていく上で経営方針の見直しや、より働きやすい環境づくりのため、2011年2月に「家族経営協定」を結びました。家族間のルールとして、父と母、私は農業に徹し、妻は家事全般を担当することになりました。協定の締結で役割が明確になったため、農業経営をしていく責任感が家族一人ひとりに芽生えました。

■心がけていること
 まずは自分が食べて自信を持っておいしいと言えるものを、消費者の皆さんに手に取っていただきたいと思っています。コロナ禍で暗いニュースが多い中、自宅でおいしいエダマメを食べることで少しでも幸せを感じてもらいたいと丹精込めて栽培しています。また、安全・安心で高品質なエダマメを提供するため、使用する肥料などに気を配り、厳しい栽培基準を遵守した生産に心がけています。

■次世代、次々世代へ
 今年度から「JAぎふえだまめ部会」若手部の部会長に就任し、同地区の農業を発展させるため試行錯誤を続けています。
 農業は自然が相手なので天候にも左右され、「毎年1年生」と言われるほど、栽培していく上で害虫駆除や湿害・浸冠水害などさまざまな問題に直面します。今後の安定した経営のためにはもちろん、次世代、次々世代へエダマメ栽培を繋げていくため経験したことなどの記録を残しています。この積み重ねが地域農業の発展に繋がると考えています。

■メッセージ
 愛情を込めて育てたおいしいエダマメです。ぜひ一度味わってみてください。JAぎふ直売所「おんさい広場 鷺山」などで販売しています。

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