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高品質な花を出荷し、生活に彩りを届けたい

2021.05.27JAいび川

高品質な花を出荷し、生活に彩りを届けたい

大野町で高品質な花を市場に出荷する若原宏仁さん。JAいび川青年部に所属し、15.7アールのハウスで切り花や鉢物花を栽培している期待の若手生産者です。両親が農業を営んでおり、一緒に携わってみないか、との勧めもあり、31歳の時に国の補助金制度を活用し、親元就農を決意しました。

現在は両親が行っていた花の栽培をほぼ全て引き継いでおり、切り花用に「フランネルフラワー」と「金魚草」、鉢物として「プロティア」と「セルリア」の4品種を栽培しています。同じ品種の花でも切り花のフランネルフラワーは2種類、金魚草は10種類と、色や形、茎の太さなど、特徴の違う種を育てており、ハウス内を色彩豊かに飾っています。高品質な花の出荷を日々心がけ、特に輪数を意識しているという若原さん。1本の茎からできるだけたくさんの花が成るよう、肥料や水の管理は丁寧に行っています。

また、市場の最盛期と出荷のピークが重なるようにするため温度管理は重要で、夏が来る前に猛暑対策として天窓の自動開閉機能を導入することを計画しているそうです。

「実際に挑戦してみて分かることや感じることは多いですし、市場の反応を聞きながら、色の違うものや新しい品種を育ててみるなど、新しいことに積極的に挑戦したいと思っています。2年半ほど前から鉢物も始め、失敗することもありましたが、ようやく今年出荷ができそうです。期待もありますが不安な気持ちも大きく、内心どきどきしています」と胸中を話します。

生産者としての喜びについて、「消費者や市場からの評価で、丹精込めて育てた花に値段が付き、追加の注文があった際にはやりがいを強く感じます。2020年は新型コロナウイルスの影響で中々思うように需要が伸びない中、処分してしまうくらいならとSNSで貰い手を募集したところ、たくさんの方から反応をいただきました。感謝のメッセージや花の感想など、色々な方とのやりとりが印象深く残っています」と若原さんは言います。
 
今後について、「今挑戦している鉢物で良い評価がもらえるよう試行錯誤しながら形にしていきたいです。また、フランネルフラワーは白くて可愛らしい花ですが、意外と知られていないので少しでも知名度を上げられるよう高品質なものをこれからも出荷していきたいです」と目標を語る若原さん。最後に「コロナ禍で、家で過ごす時間が増えている方も多いと思います。生活の彩りに私たちの育てた花を添えていただけると生産者として嬉しい限りです」とメッセージをいただきました。



 

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