郡上市高鷲町のたかすアスパラ生産組合は５月上旬、ひるがの高原アスパラガスの春芽の出荷を始めました。品種は「ウェルカム」で、鮮やかな緑色と太い茎が特徴です。標高900メートルの気候を活かした高冷地露地栽培を行っており、甘味が強く、太くて柔らかい食感が人気です。
　　　
6月上旬まで春芽の収穫作業が行われ、主にJAめぐみのファーマーズマーケット「とれったひろば」可児店、関店や岐阜市場へ出荷。同地域は観光客も多く、ひるがの高原SA(サービスエリア)にも出荷しています。

7月上旬から9月下旬までは、夏芽のアスパラガスも栽培します。産地ならではの気候が活き、夏でも涼しく強い日差しを浴びることが出来るため、細身であっても色が濃く、味や香りがしっかり感じられ、春芽とは違った美味しさを味わえます。

同組合は4戸の生産者で構成され、今年度の出荷量は4万束を見込んでいます。同組合の木村篤洋組合長は「品質第一で、より美味しく、より良いものを安定供給したい」と話しました。