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農業リスク診断強化 LAとTAC 全担い手を訪問

2021.03.17JAにしみの

農業リスク診断強化 LAとTAC 全担い手を訪問

JAにしみのは、農作業中のけがや第三者への賠償など、農業にかかわる様々なリスクを点検し、対策を提案する「農業リスク診断活動」に力を入れています。地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)とライフアドバイザー(LA)が連携して農家を訪問。診断を通じて、農家には農業リスクに対する“気づき”が広がっており、JAには事故の未然防止や労働環境の改善につながる取り組みとして期待がかかっています。

農業は他の業種に比べて作業中の事故の発生割合が高くなっています。リスク診断活動で農家に日々の農業リスクに向き合ってもらうことで、事業の継承もしやすくなると考えました。自己改革の取り組みの一環として4年前から始めました。

農業リスク診断活動では独自に作成したチェックリストを活用。農家から農作業中のけがや農業用施設の損害、第三者への賠償、労務管理など農業リスクに対する備えの有無を聞き取ります。その結果をもとにTACとLAがリスクに備えた保障点検と保障の提案を行います。

今年度も2020年12月から農業リスク診断活動を始めました。3月までに管内の担い手238経営体を全戸訪問する計画です。養老営農経済センターのTAC、青山健さんと養老中支店のLA、川口達也さんが養老町の担い手、伊藤哲さんを訪問し、農業リスク診断を行iいました。

伊藤さんは従業員4人と、水稲を22ha、キャベツやブロッコリーなどの野菜を4.5haで栽培しています。2年前、農業リスク診断をきっかけに賠償責任共済に加入しました。伊藤さんは「従業員には高齢者が多く、作業中のけがのリスクも高い。継続してJAが保障点検に来てくれるのはありがたい」と話しています。

青山さんは「診断を通じて、まずは農業リスクに気づいてもらいたい。農業に携わる人が安心して働ける環境づくりを進め、持続可能な地域農業を維持していきたい」と話しています。

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