お知らせ

わが子のように愛しい牛たちから搾乳したフレッシュミルクをご家庭に

2021.03.12JAぎふ

わが子のように愛しい牛たちから搾乳したフレッシュミルクをご家庭に

山県市で酪農業を営む横山勝憲さんは、15アールの牛舎で、30頭を飼育。地域を代表する酪農農家をめざしています。現在、ぎふ酪農協議会(JAぎふ)の会長を務めています。



■就農のきっかけ
横山家は父の代から酪農業を営んでおり、私で二代目。幼少期から自宅前にある牛舎に行き、エサやりやブラッシングなど両親の手伝いをしていました。物心ついた時には牛が大好きになり、学校に行くことや友だちと遊ぶことより「牛の世話をしたい」「一緒にいたい」という気持ちが強かったので、この世界に入ったのも当然の流れです。
農業大学では酪農を専門的に学びながら、畜産や野菜、果樹などさまざまな分野の友だちと将来について語り合うなかで、いつか独り立ちしたいという思いが芽生えるようになりました。
卒業後は父の元に就農しました。父と二人三脚で飼育していくなかで、牛への愛情と大学時代の思いがさらに膨らんだことで、「もっと多くの牛をのびのびと育てたい」「父をいつか超える存在になりたい」と、1989年に別の場所に牛舎を新築しました。

■飼育で心がけていること、うれしいこと
牛を飼育するには放牧が理想ですが、そんな広いスペースは確保できません。そこで、牛をつながずに自由に歩き回れるスペースを持った牛舎にしました。ストールはパイプなどで1頭ずつに仕切られていますが、どのストールでも自由に出入りして休息できます。個々の牛が休む場所が混み合わず、また牛舎を清潔に保てることにより、ストレス軽減につながるようにしています。
酪農では感動的な瞬間に立ち会うこともできます。自分で種付けをして産まれた仔牛は、わが子が産まれた時のように感動します。仔牛が立派に成長していく様子を見守るのはとても幸せですね。

■酪農生活で大変なこと
酪農家は生きものを育てているので、365日作業する必要があります。牛が病気にならないように、乳を搾る作業「搾乳」を、1日に2回行わなければならないため、1日も休むことができません。家族で旅行に行くことや子どもたちと遊んであげることがあまりできませんでしたね。

■今後の展望
今後は、繁殖力強化を今まで以上に力を入れていきたいです。牛にとって繁殖は、乳生産を継続して生存期間を延長するために必要なことです。生産乳量を維持し、向上することで経営の安定化をめざしていきます。

■メッセージ
愛情込めて育てたおいしい牛乳です。JAぎふ直売所「おんさい広場 鷺山・はぐり・真正」で販売しています。ぜひ、飲んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、この記事をシェアしてください。

お知らせ一覧へ