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おいしいイチジクを出荷するため、栽培基準の遵守を徹底

2020.09.11JAぎふ

おいしいイチジクを出荷するため、栽培基準の遵守を徹底

本巣市の吉田勝さん、妻の久子さんは、食べた人においしいと認めてもらえる、そんなイチジク栽培をめざしています。勝さんは、「真正いちじく振興会」の会長を務めています。
吉田さんご夫婦が栽培するイチジクはJAぎふ直売所「おんさい広場真正」などで販売しています。

■就農のきっかけ
 「富有柿」を生産する兼業農家に生まれ、物心ついたときから柿の収穫作業など農業に触れながら過ごしてきました。私は50代まで、住宅やビルの外壁を貼る仕事をしながら、「富有柿」栽培を続けていました。外壁を貼る仕事は重労働かつ高所作業で危険を伴う仕事です。家族が心配するなか「このまま続けていくかべきか」と悩んでいた矢先、地元でイチジク栽培をする先輩から「イチジクを一緒に作り、イチジクで地元を盛り上げないか」と誘われました。これを機にイチジク栽培を始めることにしました。新たに取り組むイチジクを真正地区の果実にしたいという想いが強くなり、50代で会社を退職して専業農家になることを決めました。イチジク栽培は初めてのことなので先輩や県の普及員、JAに教わりながら成長できたことに感謝しています。



■「真正いちじく振興会」では
 消費者においしいイチジクを食べてもらうため、イチジク産地の視察を重ね、勉強してきました。作業効率や高品質な果実が揃う一文字仕立て栽培を取り入れるほか、日当たりや風通しを良くすることでより高品質なイチジク栽培をめざしています。振興会の会長として、安全・安心なイチジク栽培をめざし、会員のほ場で指導を行い、高品質なイチジクの出荷に努めています。

■安定出荷に向けて
 夏から冬にかけた安定出荷をめざし、イチジクと「富有柿」を計画的に栽培しています。イチジクは8月中旬から10月末まで出荷、「富有柿」は10月下旬から12月上旬まで出荷を計画しています。

■今後の抱負
 どの作物も後継者不足に悩んでいます。しかし、イチジク栽培はほかの作物より軽作業でできることが、魅力だと感じています。だからこそ、定年退職をした方や若い生産者が品目拡大の一つとして栽培をしてくれることで会員が増えることをめざしています。

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