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祖父と孫のタッグで地域農業の発展とゆとり経営をめざす

2020.06.15JAぎふ

祖父と孫のタッグで地域農業の発展とゆとり経営をめざす

岐阜市でエダマメ1.2㌶やホウレンソウ60㌃を栽培する仲村勝明さん。2019年4月に新たに孫の勇槻さんが就農し、家族一同となり「積土成山」を目標とした家族経営を営んでいます。

■就農のきっかけ(勇槻さん)
私の祖父は55年間、安全・安心にこだわった農産物栽培をしながら、家族を養うことや地域農業の発展に努めてきました。そんな祖父の姿を見て育った私は、小学校の夏休みの宿題だった自由研究のテーマを「農業体験」と決め、祖父と一緒に毎日農業をすることで、「農業って奥が深い」「おもしろい」と感じるようになりました。この自由研究が学校の先生方に褒められたことがきっかけで、農業をもっと専門的に勉強したいという思いが強く芽生え、農業高校・農業大学に進み、さらに農業についてさまざまな知識を習得しました。卒業後は、農業の道に進むつもりでしたが、家族から「農業経営は厳しい」と言われ、16年から18年まで農業技術関係の会社に勤めていました。その間にも、祖父と一緒に農業をやりたいという、幼少期から長年抱いていた思いが強くなるばかりで、19年4月、祖父のもとで就農しました。



■お互いの存在について
勝明さん<農業は大変ですが、孫が就農してくれたことは心強いですし、大変うれしいです。
勇槻さん<祖父と一緒に農業をやることが夢でした。早く一人前になり、頼られる存在になりたいです。これからもお互いを尊重しながら農業を続けていきます。

■今後の目標と展望(勇槻さん)
まだまだ農業者としては新米ですが、身近に祖父という先生がいること、「あい作※」アプリの活用で、栽培履歴や栽培情報をJAぎふの営農担当者が把握しているため、相談がしやすく、状況にあった提案を受けることができ、安心して農業に取り組めることに感謝しています。
2019年11月には「積土成山」を目標に、お互いの意見を尊重し、家族全員で協力しながらゆとりある農業経営を確立するために「家族経営協定」を結びました。消費者ニーズに迅速に対応できるよう、JAとの連携を密にして、農業経営の発展と農業者としてさらなる成長をめざしていきます。
※あい作:JA営農指導員のサポートのもと、組合員の皆さまが栽培管理に活用できる情報共有ツールサービスです。2019年度より、エダマメで試験的に導入を始めています。

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