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常に成長できる農家でありたい~探求心持ってキュウリと向き合う~

2020.04.16JAにしみの

常に成長できる農家でありたい~探求心持ってキュウリと向き合う~

海津胡瓜部会に所属する神野高規(たかのり)さんは、26㌃のハウスで10月から翌年6月まで出荷する冬春キュウリを栽培しています。海津市は冬春キュウリの一大産地。高品質なキュウリの安定生産が求められる中で、神野さんは部会の青年部で部長を務めるなどリーダーシップを発揮し、産地を引っ張っています。

キュウリ農家の両親を見て育ち、中学生のころには農家になることを考えていたという神野さん。岐阜農林高校を卒業後、親元就農しました。

キュウリは、まっすぐなものでないとA品(色や形が最も優れている等級のこと)となりません。まっすぐなキュウリを育てるためには、水や肥料、温度や湿度など日々の栽培管理が重要になってきます。神野さんはキュウリの木の状態を見ながら、天候に合わせて水や肥料の量を調整しています。葉かきや誘引の作業も基本的な作業ではありますが、手を抜くことはありません。夕方の出荷の時間が終わると、再びハウスに戻り、遅い時間まで葉かきや誘引の作業をしています。今作は試験的ではありますが、葉かきを多めに行い、すっきりした木の姿勢を保つことで、日当たりを良くし、生育にどう影響が出るかを見極めています。「自分で思ったことをすぐに試すことができるのが農業の魅力。探求心は常に持っている」と話します。



青年部の部長は、就任して3年目になりました。他産地や量販店の販促活動に出かけたりして、良い刺激をもらっています。

また、毎年4月19日の「良いきゅうりの日」には、部会として海津市の学校給食にキュウリを寄贈し、神野さん自身も小中学校に出向き、キュウリのことについて話しながら、生徒と一緒に給食を食べています。「自分たちが育てたキュウリをおいしく食べてくれてうれしい。地域の子どもたちに農業のことを伝える活動も大切にしていきたい」と話します。

2018年の7月には、翔子さんと結婚し、人生を共に歩むパートナーもできた神野さん。「妻の仕事をする姿勢に自分も元気をもらっている。年々成長し、これからも消費者に喜ばれるキュウリを作っていきたい」と意気込みを話しています。

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