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父から受け継いだ農地と、技術を後世につなぐ

2020.01.24JAぎふ

父から受け継いだ農地と、技術を後世につなぐ

岐阜市の古田健二さんと妻の彩子さんは、安全・安心にこだわり、食べた人にも喜んでもらえるホウレンソウ栽培を目指しています。

 就農のきっかけ 
ホウレンソウとエダマメの生産農家に生まれ、幼少期から両親の手伝いをしながら過ごしてきました。学校卒業後は、事務機器修理関係の会社に勤めていましたが、「いずれ農業を継がなくては」という思いがありました。そんななか、昭和60年に父が病気で倒れたのをきっかけに、父が長年努力して栽培してきたものを守りたい、就農したからには父を超えた農業をしたいという思いが芽生え、会社を退職して24歳のときに就農しました。農業技術については、幼少期から手伝いをしていたことで、まったくの素人ではなかったため、比較的スムーズにスタートすることができました。しかしながら、農業は奥が深く、わからないことはJAぎふ島青壮年部のOBやJA、父に教わりながら成長できたことに大変感謝しています。



 心がけていること 
年間を通じて切れ間ない安定集荷ができるように、エダマメとホウレンソウを計画的に栽培しています。エダマメ栽培は3月の播種から始まり9月まで出荷しており、ホウレンソウ栽培は9月の播種から始まり4月まで出荷しています。また、ホウレンソウ根切り機を導入し、作業効率が大幅に向上したことにより、父から受け継いだエダマメ・ホウレンソウともに約2倍の面積拡大を実現できました。今でも、さらなる作業効率向上や良品質生産ができないか、本やテレビで良いと思ったことは実践し、結果が出たものを部会・青壮年部のメンバーに伝えるなど、効率の良い栽培方法などを追求しています。
 
 今後の展望 
現在は、私と妻、健二さんの両親の4人で栽培をしています。農業は後継者不足と言われるなか、次男が大学で農業を専攻しています。「農業を継いでほしい」などと口に出していませんが、いつか一緒に息子と農業ができればと思っています。



 ~ JAぎふの就農支援 ~ 
JAぎふ管内で新規就農を考える方には、就農相談を通じたアドバイスや、就農後もTACや支店担当者等が連携して農業経営の安定と農業者としての成長をサポートしています。
詳しくは、JAぎふ各支店や農業総合対策室(058-265-3534)にご相談ください。

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