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新鮮でおいしいナスを届けたい

2019.10.11JAいび川

新鮮でおいしいナスを届けたい

池田町下東野で夏秋ナスを栽培する北村一見さん。2019年は、約7㌃のほ場で高品質なナスの生産、出荷に励んでいます。収穫は11月頃まで続き、JAいび川の直売所や市場など出荷しています。

鋼材加工業の勤務を退職後に、父親が長年続けていたナスのほ場を継承する形で就農しました。2009年に就農し、今では「揖斐川夏秋なす生産組合」の組合長として夏秋ナスの産地化に向けてリーダーシップを発揮しています。




「ナスの栽培には水管理がとても重要です。これが出来ないと美味しいナスが育ちません」と北村さんは言います。水をしっかりとナスに行き渡らせるため、土とマルチの間にパイプを通すことで漏れなく水管理ができるように工夫しています。

また、風通しや日当たりが良くなるように一つの苗をⅤ字型に誘引しています。そうすることで防除や剪定などの作業が楽になり擦れ果や傷果も減るそうです。

北村さんは側枝を間引いて効率的に収穫する「側枝一果取り」を行っていますが、主枝から枝分かれする側枝を伸ばしたい方向へ剪定するのにコツがいると言います。
また、夏取りと秋取りの切り替えのタイミングの見極めが収量に大きく影響するそうで、「その年の気候によってタイミングが変わるので、ある程度経験を積むまでは苦労しました」と話します。



夏秋ナスの産地化を目指して、後継者作りにも取り組んでいます。生産組合とJA、行政が連携して定期的に帰農塾を開講しており、北村さんのほ場を研修場として新規就農希望者へナス作りのノウハウを教えています。「何事も手間暇かけるのは大変だけど、出荷した農産物が売れた時は頑張ってよかったなと思います。作ることの喜びを実感できるのが農業の楽しさなので、若い人たちにもどんどん挑戦してほしいです」と笑顔で話す北村さん。


「安全・安心はもちろん、地域の皆さんに新鮮で美味しいナスを食べてもらいたい。その思いを大切に高品質なものの提供を徹底していますので、JAいび川の直売所へ足を運んでいただき、食卓に並べていただきたいです」とメッセージをいただきました。

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