お知らせ

地域に密着した営農組織として、活力ある地域づくり

2019.09.03JAぎふ

地域に密着した営農組織として、活力ある地域づくり

岐阜市で水稲約45.3㌶、小麦31.8㌶、大豆15㌶をはじめ、キャベツなど合計約93㌶を耕作する(有)三輪北農産。社長の山口基治さんと専務の山口貴範さんを中心に、地元に密着した農業経営を展開しています。

◆会社概要を教えてください。
地域のみなさんから大切な農地を預かり、耕作しています。「三輪北農産に預けてよかった」と思ってもらえる管理を志しています。また、農業の理解促進や継承のための小・中学校での食農教育活動に取り組んでいます。有害鳥獣害対策も地域一体で行い、地域に根差した農業の実践、地域に溶け込んだ担い手をめざしています。

◆今年の米の出来はどうですか?
2019年産の米は、日照不足の影響が懸念されますが、順調に生育が進んでいます。私たちにできることは、田んぼを最善の状態に管理すること。毎年変わる天候を見極め、最適を模索し、対応する。そうすることで、量も味も納得できる“実りの秋”を迎えたいですね。

◆地産地消の活動について教えてください。
2019年から地元の酒造会社(白木恒助商店)と連携した酒米作りに挑戦しています。地元のお米を使った地元のお酒です。たくさんの方が取り組みに注目していますし、楽しみにしてくれています。こういった取り組みを進めていくことが、地産地消への意識が強くなり地元愛が強まることになるかと思います。

◆農を中心とした地域づくりについて教えてください。
2018年の西日本豪雨をはじめとした風水害や昨今の異常気象に備えるためにも、農地の持つ多面的機能は、特に防災面においてさらに重要になってくると思います。その機能を維持して、住みやすい地域となるためにも、地域や行政、JAなど関係機関と一緒になって地域農業の未来を描いていかなければなりません。みなさんから多くの農地を預かっている身として、地域の未来像の中に「農」があるように働きかけていかなければならないですね。



◆めざす農業は何ですか?
生産面では、効率と品質の両方を求めていきたいです。そのために、作期分散や品目の選択をしなければならないですし、注力する品目・タイミングも研究していきます。生産効率の向上、反収の増加、従業員の知識や技術の向上などを進め、GAPの取得も視野に入れ、安全・安心な農産物の生産に邁進していきます。

◆目標を教えてください。
現在は地域に身近な存在として農業がありますが、農業への関心は薄れてきているのが現状です。農業の価値や大切さを発信し、地域に密着した営農組織として、活力ある地域づくりに貢献できる農業を行っていきたいと思っています。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、この記事をシェアしてください。

お知らせ一覧へ