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小豆を新たな転作作物に

2019.08.22JAにしみの

小豆を新たな転作作物に

JAにしみのは、新たな転作作物として小豆の栽培を始めました。水稲複合で導入しやすく、大豆と同様のスケジュール、機械で栽培できるなどの利点に着目しました。2019年産は海津市、大垣市、神戸町の7つの営農組織が6.7ヘクタールで栽培を計画しています。品種は大粒の「丹波大納言小豆」で、国産需要が堅調なことから、JAは実需者ニーズに沿った販売で農業者の所得向上を目指しています。

「丹波大納言小豆」は主に和菓子店であんこの原料として使われます。JAでは、稲作と重ならない作業体系や播種、収穫とも大豆と同様の機械が使え、栽培スケジュールも大豆とほぼ変わらないことから、水稲との複合作物に有効と判断しました。

8月上旬には、海津市の農事組合法人長久保営農がトラクターに播種機を取り付け、播種作業を行いました。同法人では1.2ヘクタールの転作田と50アールの畑で栽培します。福島正文代表理事は「今年は手探り状態ではあるが、雨への耐性など栽培適性を慎重に見極めたい。10アール当たりで180キロ取れれば、来年以降の本格的な栽培も視野に入ってくる」と話しています。

JAでは、水田フル活用の有望な新品目として期待しています。産地化を進める加工業務用タマネギの後作としても栽培することができ、新たな転作作物として選択肢が増えるとしています。収穫は、11月中旬を予定しており、10トンの出荷を目指します。

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